淡嶋神社で行われる「甘酒祭」は祀られている少彦名神と大国主は共に酒造の神様と言われています。新米で作った甘酒を神殿に供え、参拝者の無病息災を願います。甘酒は江戸中期に始まったとされ、五穀豊穣に感謝し、冬を健康に越せるようにとお祈ります。

宮司が本殿に入殿し、太鼓を叩き、拍手を打ち、神言葉を唱え神様をお呼びします。神事は厳かに執り行われ、神様に供えた甘酒の入った壺が退殿し終了します。神様にお供えした甘酒は、参拝者に配られる甘酒に加えられ、参拝者に振舞われます。