『粥だめし(粥占し)』とは、その年の吉凶を占うお祭りです。その占いの仕方は鎌倉時代から伝わるもので、小豆飯の盛られたお盆に生える、カビの生え具合、色、凹凸を見て占うものです。

粥だめしは2つのお盆で行われます。一つは五穀の豊凶を占う『五穀盆』と日田の天変地異を占う『地形盆』です。1ヵ月前に調整したお盆を神殿の奥に納めておき、古老たちにより判読します。その結果について参拝者に解説してくれます。

過去にその予言を的中させたことも多いようです。カビがどんな状態なら天変地異があるのか否か気になりますね。なお、県選択の無形民俗文化財でもあります。