かつて大分県まで逃げ延びた、平家の落人。
源氏との戦いで追われた彼らは、この地で無念を晴らそうと「カッパ」に化けて様々な悪さを働きました。
作物を食い荒らすもの、牛や馬を傷つけるもの、はたまた子どもたちの命を奪うもの…。

そんなカッパの霊の鎮魂の意味を込めて行われるのが、この「宮園楽」、通称「カッパ祭り」です。

カッパ役の子どもたちを円の中心に座らせ、その周りを大うちわであおぎながら舞い踊るという少々変わった儀式。
地元では夏の風物詩としても知られています。