壬生町にある磐裂根裂神社の節分は、福巻寿司節分祭です。この日、祈祷に訪れた人には「福巻寿司」が振る舞われます。神事のあと、拝殿内で宮司が太さ6㎝、長さ20㎝ほどの太巻きを一人一人に配ります。

太鼓の合図とともに、全員が今年の恵方を向いて、一斉に太巻き寿司を頬張ります。これは太巻きを鬼の金棒に見立てて、鬼を退治する、つまり、厄を払う、厄を除けるという意味がこめられています。

また、長い太巻きを切らずに食べることで「縁を切らない」、巻き寿司なので「福を巻く」と招運の祈りも込められています。