小林神社は神仏習合の名残を残す神社です。
御祭神は大己貴神と少彦名神、御本尊が薬師如来で、明治の神仏分離が完全に行われなかったことがわかります。

祭礼の時は、神仏習合がはっきりと証明されます。お囃子で、祭りの雰囲気が盛り上がる頃、儀式が始まります。神官と僧侶双方が出席し、神官の祝詞に続き、僧侶による読経が行われ、その後、氏子たちは神式による玉串奉奠と仏式による焼香を行います。
儀式が終了すると、氏子たちの手で太々神楽が奉納されます。