台風や強風等により、大切に育てた田畑の作物が、被害を受けないように祈願するため行われます。

風除祭には、「お下り」と「お上がり」があります。

「お下り」は、神社に祭られている神様を御神興にのせて、海側まで町を練り歩き、海側のお旅所の江崎神社までお送りします。

「お上がり」は、江崎神社に送った神様を、温泉神社に向かって、町を練り歩きながら、お返しする儀式です。

その際、天狗のようなお面をかぶった「はなたご」さんが、道案内としてお旅所へ導き、「ヘグロ」と呼ばれる炭の粉を、清めるために町人の顔に塗っていきます。

「ヘグロ」を顔につけられると、風邪や病気をしないという、ご利益があります。