京都府南丹市八木町日置地区にある大送神社では、綱引きによって豊作を占う伝統行事の「綱引き神事」が行われます。

昔、村人たちを苦しめていた大蛇を、勇者が1月17日の夕刻に退治したという言い伝えにちなんで毎年この日に行われていましたが、近年ではその日に近い日曜日に変更されて行われています。

神事の開始を知らせる太鼓の音が鳴り始めると、地区の住民が集まってきます。暗くなり始めたころに、武士姿の男性が大蛇の眼に例えた的に向かって弓矢を射ます。
その後、約15m程の大蛇に見立てた綱を引き、豊作を占います。
その年の豊作と幸を祈り住民同士の懇親を図る、日置地区の伝統行事です。