夕霧太夫(ゆうぎりたゆう)は日本三太夫の一人で、絶世の美女と伝えられている人物。大阪の花街の遊女の中で、最も美しかったとされています。大阪市天王寺区にある浄國寺は、創建からおよそ450年の歴史ある浄土宗の寺院。そこに夕霧太夫の墓所があります。

その夕霧太夫の名前を冠した「花まつり 夕霧太夫行列」では、金䑓寺(こんたいじ)から浄國寺まで、美しい夕霧太夫行列が練り歩きます。雅楽の演奏とともに、夕霧太夫、新造、禿(かむろ)などに扮した大勢の行列の、華やかなお練りです。
境内にはお茶席も設けられます。