大阪市天王寺区にある生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)は、創建時期は不明なものの、とても古い神社。社伝によれば初代神武天皇の御代の創建とされ、飛鳥時代の文献にはその存在が確認できます。創建当初は、現在の大阪城のあたりにありました。
「いくたまさん」「難波大社」の通称でも親しまれています。

「生國魂(いくたま)祭」は、大阪の三大夏祭りの一つ。疫病よけの神事「夏越(なごし)の大祓」がルーツとされ、江戸時代頃に祭りになったと言われています。
二日間のお祭り両日ともに、太鼓や神輿、獅子舞などの「お練り」が行われます。メインイベントは、本来の鎮座地である大阪城への渡御(お渡り)。枕太鼓を先頭に大勢の人馬が、大阪城内の鎮座跡地に向かいます。
参道には多数の露店も出店する、とても盛大なお祭りです。