大矢田神社の春の祭礼で上演される人形劇が、「ひんここ」です。五穀豊穣を願って上演されるもので、およそ500年の歴史があります。かかしのように作られた棒あやつり人形は、素朴でユーモラスな郷土色の強いもの。「ひんここ、ひんここ」と聞こえるお囃子が流れる中、人形たちが踊ります。稚児行列や祭り太鼓の後に、「ひんここ」が上演されます。

国の選択無形民俗文化財に平成11年に指定。須佐之男命の大蛇退治などの神話が演じられます。
ひんここは、秋のもみじ祭期間中(11月23日)にも演じられます。来場者を払い清める舞です。