菱妻神社は平安時代後期、永久2(1113)年2月に天児屋根命(あまのやねのみこと)を勧請して、火止津目(ひしづめ)大明神として崇め奉ったことに始まる、非常に由緒正しい神社です。

「千種祭」は菱妻神社で行われる氏子祭の一つで、毎年5月の第2日曜日に開催されます。このお祭りはお旅所を出た神霊が本社まで還幸する祭儀で、花巻と呼ばれる造花で飾られた牛車や、2011年に50年ぶりに復活した神輿渡御(みこしとぎょ)が見ものとなっています。