近江神宮の漏刻祭は、毎年6月10日に開催されます。
西暦671年4月25日に天智天皇が漏刻(水時計)を作り、民たちに時間の概念を感じられるよう時報を始めました。4月25日を太陽暦に直すと6月10日になるので、この日を時の記念日として制定し、近江神宮創建以来毎年祭事を行うようになりました。

時の記念日なので、時計メーカーも新作時計を持ち寄り奉納します。毎年持ち回りで、時計メーカーの社員の人々が王朝装束を纏い儀式に参加し、時計業界の発展に感謝と祈りを捧げます。
また、女人舞楽・原笙会による舞楽や、時計館宝物館が無料開放されるのでたっぷりと時計の歴史を感じられる祭事となっています。