小沢鹿子踊りは、元明天皇の和銅年間に猿丸太夫が天皇の怒りに触れ、横山の里(現在の宮古市)へ流された際、里人は殿上人であった太夫に頼んで八幡宮の宮守になってもらったそうです。

やがて太夫は、許されて都へ帰りますが、里人は太夫の徳を偲び、鹿と戯れていた太夫の心情に思いをはせて鹿子踊りを創案し、横山八幡宮の例祭日に奉納したと伝わっています。

その縁で、現在でも横山八幡宮の例祭では小沢鹿子踊りが奉納されます。また、芸術祭など各種行事でも披露されています。