広島県廿日市市宮島町の厳島神社で、7月または8月に、「玉取祭」を開催します。
潮の良い土日に行われるので、毎年日付が変わります。

玉取祭は元々、戦国時代から伝わった延年祭というものが変化したもので、その昔は神事が終わった後に台から下ろされた「福神像(木彫りの像)」を、ふんどし姿で待ち構えていた男達により争奪戦が演じられたと言われています。

玉取祭では、御本社で祭典が執り行われたのち、海中に組んだ櫓の地盤に乗った宝珠を若者が奪い合います。
海中でも争奪戦は続き最後に注進所に持ち込んだものには将来幸運が約束されると言われています。