捕鯨の町として栄えた室戸ならではの古式捕鯨時代を偲ぶ「鯨唄」が奉納されるのが、「浮津八王子宮」で行われる秋祭です。
神輿や花台の浜宮への古式行列が賑やかで、しかしどこか郷愁をさそう雰囲気が漂います。

室戸の鯨漁にはかつて「浮津組」と「津呂組」があり、舟唄は浮津組に伝えられました。祝宴での祝い歌と言われ「三国一じゃ、子持ち鯨を取りすました。でかしたでかした。大きな大背見(おおせみ、セミクジラの事)を取った。」と歌いだします。
鯨唄は室戸市指定無形民俗文化財に指定されています。