菅生石部神社例大祭である御願神事は、別名「竹割まつり」と呼ばれる奇祭の1つです。
その名の通り何本も用意された立派な青竹を次々に割っていく祭りで、竹の割れる音や火のはぜる音が響くにぎやかな祭りでもあります。

かつてこの地に棲んでいた大蛇を退治するための神事と言われており、当日には大蛇を模した大縄が登場します。
これを2mはあろうかという青竹を激しく地面にたたきつけ、退治の様子を再現するのです。
ほぼ竹を割り終えると、大繩を大聖寺川へと投げ込むことで退治官僚となります。

割られた竹は箸として使用することで歯痛に効き、凧にするとよくあがる凧を創ることができると言われており、見物人は持ち帰ることも可能です。