「せいもん払い」とは、もともとは”誓文払”で京都の商人たちが商売上やむをえずついたうその罪を祓い神罰を免れるように祈る風習です。博多の”せいもん払い”は、明治の初期今のようにバーゲンがなかった時代に、博多下川端の漬物商八尋利兵衛の発案で博多で始まった大売り出しのことで、年に一度博多商人からお客様へ日頃の感謝を込めて行った感謝祭のことです。

博多では、毎年11月の15日から20日まで行われ、戦前は”誓文晴”の文字をあてていたようです。神仏に祈る行事から地域の売り出しに高めたことは特筆できます。商店街では各々の店舗で工夫をこらしてお客様に還元することを目指しています。