「蛇より行事」は、稲城市百村にある妙見寺で毎年、8月7日に行われる行事です。昔、各地で疫病が流行ったときに、百村地区で疫病退散、雨乞い、五穀豊穣を祈願したのが始まりとされています。当日の朝、当番役の住民たちがカヤを刈って、子束にまとめます。

それを蛇の頭と胴体に縒り、完成すると参拝客らで妙見尊の山頂に担いで登り、登頂後に頭と胴体を繋ぎます。最後に妙見寺の住職が魂入れをして行事が終わります。縒りあげた蛇の胴体に触れると、一年間病気をしないといわれています。