岩手県奥州市の江刺地区では毎年5月3日と4日の2日に渡り「江刺甚句まつり」が開催されます。この祭りは300年の歴史があるといわれており、「岩谷堂火防祭」が元の祭りです。

岩谷堂火防祭は7度火災したことを受けて行われるようになった町の復興と火災防止祈願のための祭りです。この祭りが現在では市民総参加の江刺甚句まつりとして親しまれています。

期間中は市内の小中学生が披露する「子供甚句踊りパレード」や14組の団体が一斉に披露する「江刺百鹿大群舞」、10台の囃子屋台と江刺地区の約3000人が総参加の「江刺甚句大パレード」などが行われ地域全体に活気が溢れます。

江刺甚句まつりは「見るまつりから参加するまつりへ」をキャッチフレーズとした地域住民が一体となり盛り上げる江刺地区の一大イベントとなっています。