日光山輪王寺では、毎年、年末に「御供加持」と呼ばれる餅つきの行事を行います。「もち」は仏神への最高の供えもので、日光連山への峰修行に向かう山伏の携帯食品でもあります。日光山輪王寺の餅つきは「練りもち」と呼ばれ、山伏によって行われます。

僧侶が結界の中で真言を唱えた後、山伏姿の僧侶が入れ代わり、杵を振り下ろします。およそ2俵分の餅をつきあげます。つきあがった餅は、鏡もちにして御本尊に供え、お正月を迎えます。