頭の宮 宇賀部神社は和歌山県海南市にあります。古事記・日本書紀によりますと、九州を平定して大和を目指した神武天皇が名草邑(なくさむら)(現在の海南市)を支配していた名草戸畔(なくさとべ)の軍勢と戦いました。死闘の末名草戸畔は敗れ、頭・胴・足とバラバラにされるという無残に殺され、その首級を祀ったとされています。古くから頭の守護神として「おこべさん」と呼ばれ親しまれています。

冬祭(火焚祭)は、毎年11月23日に行われ、その年一年間の収穫に感謝する収穫感謝祭の一種で、火焚祭と言われるように、火の霊力により罪穢れを祓い心身を清浄にするお祭りです。