古事記・日本書紀によりますと、九州を平定し大和を目指した神武天皇が、紀の国名草邑(なくさむら)(現在の海南市)を支配していた名草戸畔(なくさとべ)の軍勢と戦いました。死闘の末名草戸畔は敗れて、頭・胴・足とバラバラにされるという無残に殺されました。その首級を祀ったとされています。古くから頭の守護神として「おこべさん」と呼ばれ親しまれています。

春には春祭/勧学祭/投餅神事が行われます。春祭は五穀豊穣や国の平安などを祈願する重要な行事です。勧学祭は、今年度新入学を迎える児童生徒の学業成就と健康、交通安全を祈願し、特に小学校入学を控えた子供を対象に「ランドセル清祓」も行います。午後4時から餅投げ神事もあります。