毎年12月7日の例大祭礼式の当日当番区では総出でその準備、一切の世話を行い、その中にこの古式豊かな火鑽(ひきり)の神事です。

火鑽杵(桧の丸太棒)を火鑽臼に立て、火鑽杵を二人がかりで上からおさえ、その杵にかけた鋼の両端を各2~3人で交互に引き合い、その木のまさつによって火を起こす方法です。

こうして得られた火を斎火といい、神に供える食べ物の煮炊きのほか、各神前の燈火などの火種として用いられます。