毎年3月の第4日曜日に阿蘇神社で行われる”奇祭”で、代宮司に泥を投げつけてその年の豊凶を占うものです。江戸時代から続くとされる県指定の無形文化財です。

なんと代宮司は当日「おみくじ」で決定し、純白の神衣に着替え、境内に設けられた「神の座」に座らされます。傍らの氏子たちが一斉に土でこねられた泥を代宮司の体に塗り付け、約500メートル離れた道祖神まで歩いていく間も道すがら12名の子供たちが3~4メートルおきに用意してある泥土をとって投げつけます。

代宮司の体に泥がつくほどその年は豊作であるといわれています。お酒を飲まされ泥にまみれた代宮司はボロボロの雑巾のようで参列者の笑いを誘います。