鹿児島県にある屋久島で行われる「ご神山祭り」は、山の神に感謝をし、里の人々の末永い平和を祈る、神事とされるお祭りです。

まず初めに、白装束の若者が白谷雲水峡の益救雲水で「お水取り」の神事を行います。
里に持ち帰ったお水は、祭り会場に設営されているやぐらの上から、集まった人々に榊でこのご神水をふりかけ、無病息災・家内安全を祈願します。

そのあと、やぐらに組み込まれた丸太に巻き付けてある縄で双方から引き合い、火をおこします。
最後にはかがり火に矢を打ち、点火することで山の神を迎え、屋久島太鼓を奉納し、神事が終わります。