徳島県南端に位置する漁師町、牟岐町の牟岐漁港で行われる左義長(どんと焼きの一種)は町の無形民俗文化財に指定されています。
海部地方では「さぎっちょ」という呼び方をします。

竹を使って「やま」と呼ばれるやぐらを組み、門松やしめ縄などの正月飾りを取り付けて、無病息災や豊漁などを祈願し火をつけます。
「ボタモチ大将」という担当の住民が餅や薪を集めて回ったり、左義長の見張り番を務めます。
参加者には赤飯や清酒の振る舞いもあります。