肥土山農村歌舞伎の舞台は、土庄町の離宮八幡神社の境内にあります。花道、廻り舞台、せり上がり、奈落はもちろん、化粧部屋、楽屋、大夫座まで歌舞伎の舞台に必要なものはすべて揃っています。この舞台で毎年5月3日に、歌舞伎の公演が行われます。

江戸時代から330年続いているとあって、保存されている台本や装束、大道具・小道具もたくさん保存されています。演じるのは地元の子どもたちや保存会の人たちです。公演の何か月も前から練習を重ねます。客席も昔ながらの桟敷席で、江戸時代の芝居見物の感覚が味わえます。