小豆島土庄(とのしょう)町の肥土山(ひとやま)では、300年以上受け継がれてきた農村歌舞伎が、毎年5月3日に上演されています。
場所は肥土山離宮八幡神社の境内にある舞台。この舞台は、国指定重要有形民俗文化財に指定されています。

農村歌舞伎は、肥土山離宮八幡神社の春季例大祭に奉納されます。
役者だけでなく裏方や衣装、大道具や小道具に当日の進行まで、すべて地元の人たちが行います。肥土山自治会が主催し、自治会の組ごとに、順番に歌舞伎の担当を務めます。昔ながらの光景が、300年続いている貴重な歌舞伎です。
小豆島へのアクセスは、香川や愛媛の各港からフェリーや高速艇を利用します。高松港から土庄港までフェリーで約60分。土庄港から離宮八幡神社まで、車で約30分です。