式三番(しきさんば)は、佐久市湯原にある湯原神社の秋季大祭で奉納される伝統芸能。天下泰平や五穀豊穣、子孫繁栄を祈願する、古風な所作の舞です。
江戸時代からおよそ250年もの歴史があり、県の無形民俗文化財に指定されています。

式三番は、露払い役の「千歳」、白い面の翁、途中から黒い面をかける翁の三役によって演じられます。演じるのは、地元の若者などの有志たち。重要な神事芸能として大切に受け継がれていて、戦時中も1年も途切れることなく上演されてきました。