踊りながら太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らし、念仏を唱えることを踊り念仏と言います。岩下の踊り念仏は毎年春分の日に行われ、時宗の開祖・一遍上人が広めた跡部の踊り念仏と、同じ系統のものと考えられています。

かつては女人禁制で若衆のみの参加でしたが、現在では男女関係なく行われています。
公民館などに櫓を組み、それを色鮮やかに飾り立てます。
その櫓の中で太鼓を中心に丸くなり、太鼓の音とともにぐるぐると回りながら、念仏を唱えます。