坂部の冬祭りは国の重要無形民俗文化財に指定されている天竜村の霜月神楽のひとつで、約500年の歴史を持つと言われています。

毎年1月4日の夕方から大森山諏訪神社で17時間以上も続くお祭りで、日が暮れるころに神輿の行列が伊勢音頭を歌いながら練り回り、やがて釜を清め神子(こどもたち)による花の舞が奉納されます。

明け方には赤鬼がまさかりを持って現れ、二人の宮人が捧げ持つ松明をまさかりで斬る「たいきり面」が始まります。