大河内シカイオ行事は国の選択無形民俗文化財に指定されている伝統行事で、鳥獣の被害や天災を逃れて五穀豊穣を祈願するお祭りです。

大河内池大神社の境内に藁で作った雌雄の鹿を2頭並べます。鹿のお腹に小豆飯を入れてしめ縄で飾り付けます。

鹿を挟んで禰宜と勢子が並ぶと行事の開始となります。勢子には狩りの際に鳥獣を追い出したり逃がさないようにする役目があり、禰宜の命令のもと、勢子に追い出された鹿は禰宜の一矢で仕留められます。一連の行事の後、子どもたちが鹿のお腹の小豆飯を奪い合います。