静岡県川根本町下長尾の大井川河川敷で、毎年8月16日の夜に、盆の送り火「百八たい」を行います。

下長尾地区(中川根南部小学校前)の大井川河川敷に、下長尾地区ほぼすべての世帯が集まり、約2メートル間隔で、たき木の山を約100カ所作ります。

地元の方のお話では、百八たいは下長尾地区で昔から行われてきた儀式で、起源は江戸期に発生した鉄砲水の犠牲者を慰霊する川施餓鬼(かわせがき。水死人の霊を弔うための供養)であったとも伝えられているが定かではなく、現在の形式になったのは昭和50年代とのことです。

午後7時過ぎに一斉に点火され、かがり火は一度に燃え上がり赤々と辺りを照らします。

炎は川面にも映りこみ、幻想的な風景をつくり出します。