少年たちが五穀豊穣を願って鹿に扮して踊るお祭りです。

盆踊りは「鹿ん舞」「ヒーヤイ」「狂言」の3つの構成からなり、この姿が古歌舞伎の初期の仕組みを残し、動物が登場するなど地域の特色にも富んでいるため、国の重要無形文化財に指定されています。

「鹿ん舞」は作物を荒らす鹿などの獣を祓い、豊作を願う舞で、中学生を中心とした少年たちが作り物の鹿の面を頭にのせ、素朴でありながら勇壮に踊る姿が見られます。

「ヒーヤイ」は小・中学生の女子が小唄に合わせて古風な優雅な踊りを美しく舞います。
「狂言」は演目は少なくなっていますが、古い形態を伝えるものと言われています。