八重垣神社では毎年5月3日に祈年祭・身隠行事が執り行われます。祈年祭はその年の作物の豊作を祈るお祭りで、身隠行事は素戔嗚命がヤマタノオロチを退治された際、八重垣に稲田姫命の身をお隠ししたという社伝に因んだ古伝祭です。

5月3日の夕刻、本殿から奥の院夫婦杉に向かって神輿による神幸行列が斎行されます。「マイトウ、マイトウ」と連呼しながら本殿から本殿を回り、夫婦杉の前で神輿を安置し八重の垣を巡らして神事は終了です。