輪島市名舟町は、上杉謙信が攻め入ってきたとき、不気味な面をかぶった村人が太鼓を叩き謙信の軍勢を追い払った言い伝えがあります。

この言い伝えにより、名舟大祭は太鼓を奉納するようになりました。

祭りの始めの夜は、白山神社の急な参道でキリコの練合いが始まります。崖と坂でのせめぎ合いに観客からも声援が送られるほどです。

その後キリコと神輿は名舟の海岸へ移動していきます。

名舟の海に立つ鳥居目指して神輿を乗せた船が、浜の先にある島まで、漕ぎ出します。

そこで奥津比め神社の御祭神をお迎えして浜に戻ります。そして御陣乗太鼓を奉納します。

夜じゅうキリコが大騒ぎです。

翌日は本祭りで山車に乗り込んだ御陣乗太鼓が、神輿を導きながら白山神社へと向かいます。

そして神輿を乗せた船が漕ぎ出して海上神事が行われます。

神輿が拝殿に入り、奉安祭礼して大祭は終わりを迎えます。