はるか昔から航海安全、悪病除けに効果があり「あんばさま」として人々の信仰を集め、今なお語り継がれている奇跡や伝承から日本唯一の「夢むすび大明神」としても知られる大杉神社。

「大杉祭」は四代将軍家綱の頃に天然痘が流行したことがあり、そのときに村人たちが神社の守り神であった天狗の面を担ぎ出し村中を歩いて悪病退散を祈ったことが始まりとされています。

ハッピ姿の引き手たちが引き回す山車の周りを鉦、大鼓、笛の音が奏でる「あんば囃子(国の選択無形民俗文化財)」が盛り上げ、踊り手たちが舞を披露します。