六保納涼祭は、江戸時代から続く神事です。

昔夏場、この地方に、伝染病が多発しました。なんとかこれを鎮めようと、神様に懇願したことがきっかけに始まったとされています。

この祭りは六保のお涼みともいわれ、蒸し暑い夏の夜を神様に涼んでもらおうという意味が込められています。

祭り当日の夕刻から未明にかけて通しで行われます。

この地域の7集落の末社から大小10基のキリコが集結します。

舞台となる日吉神社において宮司の祝詞奏上され、来賓も玉串を奉納した後、イヤサカサーの掛け声で神輿とキリコの巡行が始まります。

奉燈を両手で持ち、捧げるようにして参道を走ります。

行列を従えた本社の神輿が目的の岡見堂(おかんど)へと向かいます。

そこで神輿が留まるとその周りを各末社の行列が時計回りに3周廻ります。

灯りをつけたキリコが太鼓の音に合わせてねる様子は迫力があり、能登の夏を味わえます。