新宮納涼祭が行われる藤津比古神社は、能登中島駅から北西に6㎞ほどの場所に鎮座しています。

地元の人々からは(しんご)という名前で呼ばれています。

この納涼祭は、この地の神様に夏の夕涼みを味わって頂こうと始まりました。

市内なた切地区では、お明しという奉燈が10基ほど登場します。

今のご時世奉燈の灯が電灯に代わる中、今もなおロウソクを灯しています。

昔から受け継がれているこの明かしは、儚く幻想的な美しさを感じさせられます。

お明しと呼ばれる奉燈は、大きいもので9メートルという高さです。

藤津比古神社の境内に10基のお明しが勢ぞろい、太鼓と鉦だけで奏でるお囃子に合わせて練り回ります。

夜から日を跨いだ夜中まで熊木川右岸の広場へ移動。

神輿を先頭に様々なお明しが横に勢ぞろい、何とも言えぬお囃子に合わせて踊るお明しに対岸で見つめる人達からも歓声があがります。