八朔とは旧暦の八月一日のことで、農家ではこの日に「田の実」(新しく実った稲の実)を神社に供えて祝うと同時に、田の実から頼み(タノミ)の転じて秋の豊作を願ったとされています。

岩屋神社では、この八朔祭を九月一日に行うことから二百十日行事と合わせて古くから農家を中心に行われてきました。ちょうど中稲(なかで)の開花期にあたり台風の襲来も多い時期でもあるため、百灯(ももみのあかり)を捧げて農作の無事と稲の豊作を神様に祈願します。

祭典の後は各自でお千度参りをし、罪穢れを祓い清め、大神様のご加護を頂きます。