ユネスコ世界文化遺産に登録されている京都の上賀茂神社の年間最大の祭典が「賀茂祭(葵祭)」で、国家の安泰や国民の安寧を祈願します。起源は今から約1500前のはるか昔、社殿に葵を飾り、祭の奉仕者が葵を身に付けるところから葵祭とも呼ばれるようになったとのことです。
当日の見どころは、天皇の使者である勅使が下鴨、上賀茂の両神社に参向する「路頭の儀」で平安貴族の装束を身にまとった500余名の人々と馬36頭、牛4頭が昔の姿そのままにおよそ8㎞の道のりを練り歩きます。
王朝絵巻そのものの光景に、束の間のタイムスリップを味わえそうな賀茂祭です。