毎年4月の第2日曜日に行われる「玄武やすらい祭」は、平安時代に起こった大水後の疫病を鎮めるため、勅令を受けて行われた鎮花祭が始まりと言われています。

花の精力による疫神封じ(花鎮め)に由来し、桜や椿で飾られた大ぶりの風流傘を中心に、鉦や太鼓の囃子にあわせて、白に緋色の衣をはおった鬼や音頭とり、笛などで構成された踊り手たちが町を踊り歩きます。花傘に入ると、1年間健やかに過ごせるとも言われており、皆競うように傘の中に入ってお祭を楽しみます。

昭和62年に国の重要無形民俗文化財に指定されており、京都の三奇祭の一つにも数えられている珍しいお祭です。