ユネスコ世界文化遺産に登録されている京都の上賀茂神社で毎年7月1日に執り行われる「御戸代会神事(みとしろえじんじ)」は、田の植え付けが終わり五穀豊穣と害虫の発生を未然に防ぐ祈願をする神事で、4月3日の土解祭、6月10日の御田植祭と一連の祭りです。孝謙天皇の時に神領地として御戸代田を寄進せられたことが由来となっています。
烏扇草(ひおうぎそう)や滋賀県安曇川産の鮎が提供され、午後からは賀茂御戸代能(かもみとしろのう)が行われます。賀茂御戸代能は農夫の労をねぎらう意味で田楽・猿楽等が行われたのが始まりとされています。
昔ながらの伝統行事にぜひ一度お出かけください。