毎年4月の第2日曜日に行われる、今宮神社の「やすらい祭」。平安時代、春になると疫病が流行したことから、疫病退散を願って始まったお祭りです。

桜や椿などで飾られた真っ赤な花笠を中心に、鬼たちをはじめとする約20名の行列が、囃子に合わせて踊り歩きます。「やすらい花や」の囃子とともに鬼たちが踊ることで、疫神は花笠へと誘われ、その後到着した神社で疫社へとお鎮まりいただき、やすらい踊りを奉納します。

京の三大奇祭の一つで、国の重要無形民俗文化財の指定を受けており、現在は4つのやすらい踊保存会によって、古い信仰を今に伝えています。