熱田神宮舞楽神事は平安時代から伝わる神事で、毎年5月1日に行われます。
この時期の青々とした新緑を背景に神楽殿前庭に朱色の高舞台が設けられ、終日舞楽が奉奏されます。

終日行われる舞楽の演目は、10時半から振鉾で始まり、賀殿、地久、春庭花、白浜、迦陵頻、蘭陵王、落蹲、長慶子の順に途中1時間のお昼休みを挟んで15時過ぎまで行われていきます。それぞれの演目によって、舞は異なりその衣装も朱色の袍に極彩色の羽根をつけていたりと、特徴的で見ごたえがあります。

舞楽は、神職、巫女並びに熱田神宮の雅楽奉仕団体である桐竹会の会員の方々によって行われ、平安から続く伝統が守られている貴重な文化財です。