秋葉山圓通寺で毎年12月16日に行われる「火渡り神事」は約600年前から伝わる師走の伝統行事です。
火渡りは火の神様として敬われる秋葉大権現の大祭です。

境内に約7メートルもの巨大な大護摩を焚き、火防守護・緒難消滅・福徳延命などを祈願し、その上を修験者や信者が裸足で渡る行事です。

渡りきると火難や病難など、およそ七つの災難が消えるとされています。

燃える木の上を裸足で駆け抜ける勇壮な姿を一目見ようと、毎年多くの人でにぎわいます。
時間が経つごとに火の勢いは収まっていきますが、それでもつい先ほどまで燃えていた灰の上を走るのはなかなか勇気がいることですね。