毎年1月3日に年の始めに神を迎える神事芸能として翁始式が行われます。曲目が「翁」であることから翁始式とも呼ばれています。
奉仕するのは大蔵流狂言師、観世流能楽師で能舞殿にて天下泰平や五穀豊穣を願い、能や狂言が披露されます。翁は式三番ともよばれており、この神事芸能は古くから伝わっている伝統的なもので、多賀大社で所蔵されている面を用いて「翁」が大蔵流茂山社中より奉納されます。
また、所蔵されているこの面は伝日光作の逸品です。