12月31日には北緯35.1度帯状の百済寺で除夜の鐘を撞いて「洗心」をする「除夜の梵鐘打」が行われます。

寺院の鐘を梵鐘とよび、除夜の梵鐘打では、大晦日から元旦の夜に跨って108回撞き、欲望や苦しみなど煩悩を追い払うというものです。
百済寺は北緯35.1度線上にあります。というのも、遠く、光州を望郷の地とする渡来人はその故郷をおもい、その地と同じ線上に文明の軌跡をのこしています。そして、百済国(光州)から京都次郎坊(鞍馬山)、比叡山、太郎坊、百済寺、観音寺(荒子)そして熱田神宮(尾張)が北緯35.1度帯状の配置となっており、百済寺で鐘を撞いた後、同じ北緯35.1度帯状にある太郎坊さんへの初詣をしてはいかがでしょうか。