釈迦山百済寺の麓には、五ヶ村からなる百済寺郷があり、はるか昔に大飢饉や疫病み見舞われました。その際に村人と僧侶が一同に会し、お祈りをし、その厄災を乗り越えたことが「惣祈祷」のはじまりです。

現在でも百済寺本町、上山町においては受け継がれており、中旬に百済寺本町、下旬に上山町での惣祈祷が行われ、町内安泰と、無病息災をお祈りしています。
また、この儀式では地酒であり寺酒の「百済寺樽」が用いられています。