館山市の洲宮神社では、毎年、元旦の朝に御田植神事を行っています。これは新しい年のはじめに、今年の豊作を占う行事で、田打ち、籾まき、代かき、田植えと、稲づくりの一連の動作を氏子と一緒に行うものです。

長老の氏子が白装束の作代となって、儀式を進行します。田打ちでは見守る氏子たちも棒をもって、地面をたたき田を打つ動作をします。代かきでは新婚の夫が牛の役を務めます。最後には参拝客たちが苗に見立てた松葉を投げて豊作を祈願します。